最初に買うならどんな食器?
いらっしゃいませ!早いもので6月も半ばですね~。2024年が始まって半年、令和6年度が始まって2か月が経過したということで。自分で言ってて時の流れが恐ろしいですね。
さて、今年度からひとり暮らしをはじめた皆様はそろそろ暮らしに慣れてきたでしょうか?自炊をされている方も、買い食い派なあなたも、うつわをちゃんと使えていますか?「買い食いは食器なんて必要ないでしょ。」ですって?
自炊しなきゃ食器を使っちゃいけないなんて法律はなくってよ。
大体、「美味しい」の8割が視覚情報で出来ているんです。日ごろの食事を幸せにするのは料理の腕を磨くより、美味しそうに見える食器を使うことが何より大切です。このあたりの話はこちらをお読みくださいませ。
しかしながら、いざそんなこと言われてもどんな食器を買えばいいんだ?そう思ったことはありませんか?
ちょっと前までの私なら「食器なんて好きに使えばいいでしょうよ。何を迷うことがるんだ?」と栓も蓋もないことを言うところでしたが、最近食器について勉強しはじめて分かりました。
日本、食器の種類が多すぎるんですね。
すべてが大きめなプレートに乗る海外と違い、日本食文化は料理一品一品にお皿が存在します。「料理の着物」とはよくいった物です。しかし逆に言えばこの拡張性が日本食文化最強の武器。使いこなすことができればワンアイテムで季節感や祝い事を表現することができます!一人での食事はもちろん、家族や友人、恋人との食事がもっと楽しくなります!
ということで今回はそんな食器に関する疑問を解決するお話です!ずばり、最初に買うべきはどんな食器!?という話ですね!自由度の高さこそ魅力的ですが、まずはちょっとだけでもうつわを実際に使ってみて、楽しさを味わうことから始めてみましょう!
さて、結論から申し上げましょう。初めて食器をそろえる場合、まずは一汁一菜を目指しましょう!
和食の基本は一汁三菜と言われますが、三菜も用意するって意外と大変じゃありません?(私だけ?)いきなりここまで至るのも酷な話だと思いますので、最初はご飯、汁物、おかずの一汁一菜を目指して必要な食器を考えていきましょう!この着地点から逆算すれば、必要となるうつわはおのずと見えてきますね!
一汁一菜を構成するために必要なうつわは飯椀、汁椀、主菜皿の三点ですね!それぞれ個別に説明してまいりましょう!
●飯椀
ジャパニーズ・テーブルウェアにおいて必須とも言える食器。お茶碗、飯椀、ライスボウルですね!これがないと始まりません!ご飯茶碗は毎日使う食器なので、一番拘りたいところですね!ちなみに材質は陶器・磁器の2種類ありますが、お茶漬けをよく食べる方は陶器製、耐久性を気にされる方は磁器をおススメいたします。これは前者が遮熱性が良く、後者は耐久度が高いからですね。
●汁椀
その名の通り汁物を入れるうつわ、スープカップですね!これに関しては食生活によって必用な材質は変わってきますね。私のように和食スタイルが多ければ漆器がおススメ。こちらは木製が多く、熱伝導が緩やかなため手が熱くなりません。最近は合成樹脂製なども多く、これにより食洗器対応が可能になったりと技術進歩が進んでおりますね。対して洋風は磁器製のスープカップが多いですね。基本手に持たないので熱伝導はお気になさらず。配膳の時のためにソーサーや取っ手があるといいですね。特に後者は子供も使いやすいですし。
●主菜皿
主食をよそうお皿ですね。これに関しては種類が豊富で迷ってしまうのですが、今回は初めてうつわを買う方向けですので、買って損をしないお皿の条件をご紹介いたします。以下の条件を同時に満たしていると使いやすさが格段に上がりますので、ぜひご参考にしてみてください。
①直径17cm前後:肉、魚、野菜なんでもイケるサイズ。配膳の際、ど真ん中に来るお皿なので存在感も丁度良いです。
②深さが指2本前後:この深さがあることで汁気のある料理もよそうことができます。カレーとか麻婆豆腐とかですね。マジで便利です、この深さ。
③底面が平ら:V字よりU字のイメージですね。底面がややフラットで、縁に向かって緩やかにせり上がっていくものがベスト。この傾斜がVのように急角度だと魚やステーキの見栄えがあまりかっこよくなりません。
●マグカップ、湯呑
一汁一菜に含まれてはいませんが、飲み物なしの食事は辛いものです。使える場面で選ぶならマグカップでしょうか?和洋合わせたいなら陶器製のマグカップなんておススメですね。そういえば当店に丁度いいの入荷してますよ!
このあたりのうつわを、それぞれ2個くらい買っておけば食卓は回るかな~と思いますね!手慣れてきたり、余裕ができてきたら小皿・豆皿で食卓を賑やかにしていきましょう!こんな感じですね!
どんな器を揃えよう?迷ったときはぜひ参考にしてみてくださいね!それでは~!