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第48回土岐美濃焼まつりに行ってきました①

ssyouhei

 いらっしゃいませ!今回から本格的に記事を書いていきますよ~。記念すべき最初のお話は直近のお話。

 先のゴールデンウィーク、岐阜県土岐市において「第48回土岐美濃焼まつり」が開催されていました。

 美濃焼といえば岐阜県は土岐市・多治見市を中心に製造されている国内屈指の陶磁器生産地。どれくらい多く作っているかというと、日本人が使っている食器の半数以上が美濃焼で作られています。ホームセンターやスーパー、100円ショップで売っている日用食器から、アパレルショップで売っている北欧風のちょっとおしゃれな食器などの大多数を作っているのがここ美濃焼なのです。誇張なく一家に一台レベルです。

 そんな我が国を代表する陶磁器がなんと定価の4割~6割で販売される即売会があるっていうんですから、うつわ好きとしては参加しないほうが最早失礼でしょう。近隣の宿を予約し、前日に夜行バスで乗り込み気合十分!今回は美濃焼まつりを堪能した一泊二日の様子をお届けいたします。備忘録を兼ねていますが、今後参加される皆様の参考になればと思います!

 …はい、ここでストップ。じつはこの時点で既に戦いは始まっています

「近隣の宿を予約し」たと言いましたね。これは3月1日の話。この開催丸2か月前から周辺の宿で予約合戦が始まるのです。

 土岐美濃焼まつりの開催に関する公式アナウンスは結構ギリギリ。今年の特設サイトに関しましては4月10日に開設となりました。開催の3週間前くらいですね。しかし開催日は通例ですと憲法記念日、みどりの日、こどもの日の3日間で行われます。つまり5月3日~5月5日開催ですね。なのである程度準備は可能です。

 わたしは2月の下旬から泊まる宿に目星をつけつつも、公式アナウンスがなく開催されるか不安に思っていた私は予約には至らずにいました。GWに休みのない仕事柄、GWに有休をもらうべく早めに動いていたのが幸運でした。

が、日付が3月になった瞬間、目星のつけていた宿・旅館が軒並み5月3日、4日の宿泊状況が満室になり始めたのですちなみに私が目をつけていた旅館は会場から車で3~40分くらいの市外地も市外地。この距離感ですら満室になるレベルです。ビジネスホテルは調べていなかったので当時の予約状況は分からないのですが、少なくとも土岐市・多治見市近隣のビジネスホテルも激戦区であったかと予想されます。日本三大陶器市の名に恐るべし。

「これはマズい!」と思い立った私は即座に代替案を検索。調べに調べ抜いた私は、土岐市より北上して車で1時間ほどの白川町にある旅館を予約することができました。(ちなみにこれでも予約状況:△でした)自分のように温泉・料理旅館に泊まりつつ旅を満喫したい方は、遅くとも2月下旬から宿泊先選びに動き始めるとよいでしょう。

 話を戻してようやく当日、5月3日・憲法記念日。「もう夜行バスに耐えられる年じゃないな~…」と夜行バスに乗り込むたびに反省しながら朝の6時半に名古屋市に乗り込んだ私は今回旅に同行する友人と合流。車で会場に向かいます。

 ここが第二チェックポイント。駐車場と開場時間です。

 美濃焼まつりには駐車場が7か所存在します。収容台数は計4,200台。うち会場から500m以内の駐車場は4か所(駐車台数2,150台分)。今年からはさらにその内の2か所が有料地駐車場になりました(駐車代1,000円。駐車台数450台。)。なお会場から500m以上離れている会場に関しては無料シャトルバスが15分間隔で運行しているためご安心を。(織部ヒルズ特設サイト 第48回土岐市美濃焼まつりより引用)

 が、この駐車スペースに関しては凄まじい陣取り合戦が勃発します。これに関しては公式HPに「当日は会場が大変混雑する場合がございます。なるべく公共機関でお越しください。」なる記載があるほど。

「じゃあどれくらい混むんだ?」というのを知りたくていくつかHP・ブログ等を漁ってみたものの詳しい情報はなし。そこで役立つのがSNSの1年前の検索です。相当な混み具合ならSNSに愚痴を垂れ流す人もいるはず。私はX(旧ツイッター)で1年前の美濃焼まつりを検索し、ついに当時の混雑具合を突き止めることに成功しました!

[2023年2023年5月3日 7:00] 美濃焼まつりの駐車場、長蛇の列が…

なんと朝7時から勝負は始まっているではありませんか。駐車場は朝8時解放、美濃焼まつりに至っては朝9時開場になります。「早すぎる事前行動はマナー違反なんだなぁ。」と痛感いたしました。かくいう我々も朝6時半から動いてますが。

 この事前調査により、6時半に名古屋入りしている自分たちでは会場500m以内の駐車場はすべて間に合わないと判断。そこで目を付けたのが駐車台数1300台の日本トムソン(株)です。こちらは初日の朝8時ごろでもある程度スムーズに駐車ができました。ちなみに駐車場の混雑状況は上記画像のように美濃焼まつり特設サイトで確認できます。駐車状況を確認しながら適正な駐車場を選びましょう。

 写真ではわかりにくいですがシャトルバスの待機も長蛇の列。ただしかなり大型バスを利用している上に15分間隔で運行しているので、割とスムーズに運行している印象です。

しかし当時の我々は行楽シーズンの山岳部ということもあって歩きを選択。初夏の朝日に誘われて会場へ向かう3キロの道のりを歩みだしたのです。ぶっちゃけ待機列のあまりの長蛇っぷりに我慢できなかっただけなのだが。

 ということで会場に着くまでで結構書いてしまったので今回はここまで。次回はメインとなる会場の様子をお届けいたします!→第48回土岐美濃焼まつりに行ってきました②

 

店主紹介
気楽なスタッフ
気楽なスタッフ
現役サラリーマン
現在20代後半。大学生の時に観たドキュメンタリーがきっかけでうつわに魅了された男。

「ひとりでも多くの人がうつわに込められたメッセージを楽しんでほしい!」をテーマに活動すべく、個性豊かな愛用のうつわに振り回されつつ生活をしている。

愛用のうつわは笠間焼、備前焼、九谷焼きなど日本陶磁器が中心。西洋磁器はウェッジウッド、マイセンがお気に入り。食空間コーディネーター3級を持っています。

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