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第48回土岐美濃焼まつりに行ってきました②

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いらっしゃいませ!今回は美濃焼まつり参加録その2ですね!ぜひその1からご覧ください!→第48回土岐美濃焼まつりに行ってきました①

 前回のあらすじ!日本三大陶器市である第48回土岐市美濃焼まつりに友人と参加することになった気楽なスタッフ。一泊二日、夜行バスで乗り込む旅程を立てるも宿泊先は2ヶ月前からみるみる内に埋まっていき、当日の駐車場は開場前からみるみる内に埋まっていった。この圧倒的なスピード感に、果たして気楽なスタッフたちは着いていくことができるのか!?

 初夏の山道3kmを踏破した私と友人は、無事土岐市美濃焼まつりの会場に到着。途中3回くらいシャトルバスに追い越されながら「これシャトルバス待ってた方が良かったな」と内心思いつつ、心地よい山林の空気を堪能いたしました。

 美濃焼まつりは美濃焼産業の集まる工業地帯を中心に行われる陶器市。歩行者天国と化した道路には県内県外問わず作家さんが出店しているテントが立ち並び、ときおり挟まるギャラリーや陶磁器メーカーが倉庫を開放して大売り出しをしている。規模としては1日〜2日あれば十二分に楽しめるレベルだ。ある程度見渡して目星がつけられる方は半日もあれば良いかもしれない。

 そして前回の記事でも軽く触れた通り、値段は全体的に通常価格の4〜7割引で販売されている。これに関しては賛否両論であり、実際に友人は予算オーバーで散財し、私は過積載となり帰りが大変になるという結果を招いた。皆様も注意されたし。

 売り場の様子もつぶさに見ていこう。まずテント売り場に関しては意外にも陶磁器一辺倒というわけでもなく、漆器や天然木素材の工芸品、ガラス工芸からレザークラフトまで実に幅広いラインナップを誇る。京焼や常滑焼など県外の作家さんも出店しており、時折挟まる彼らが味変となり見飽きない売り場となっていた。

 というか木工芸のコスパが非常に良く、あり得ない値段であり得ないクオリティのものが多く売っていた。流石は工芸の国・岐阜県…。我々は陶磁器そっちのけで木工芸を買い漁った。友人はともかく、陶磁器の研究で来た俺はそれで良いのか。とはいえ買ったものはいずれもテーブルウェアとして欲しかったパーツなので大満足。

 次に陶磁器メーカーブース。こちらは会場に拠点を構えるメーカーさんの敷地内がそのまま売り場になっている。美濃焼は特に陶磁器生産の産業規模が桁違い。これまでいくつかの産地を訪れているが、陶磁器生産で工業地帯が組めるのは今のところ美濃焼くらいだ。(同規模の有田焼もおそらくこのレベルかと思われるが、見たことないため今は語れず。)なるほど、全国の売り場に美濃焼が並んでいる理由も納得である。

 メーカーブースの見どころはとにかく安い。これに尽きる。圧倒的な生産量から来るコットカット。さらにそこから4〜7割引になるため販売価格は最早やりたい放題である。取り扱う品物も「あ、これ料亭で見たことある!」というクオリティのため申し分ない。食卓の主役となるお皿はテントで買い、それらを際立たせる小皿などをメーカーで買うといった買い物もオススメだ。

 ちなみにメーカーブースでは中華料理店で見かけるラーメン丼やチャーハン皿(正式にはシュウマイ皿って言うらしいですね)が売っている。ラーメン丼は買っておけば良かったな…インスタント麺がさらに美味しくなっただろうに。

 陶磁器売り場以外も見どころは多く、キッチンカーや屋台グルメが堪能できたり、大道芸人が技を披露していたりと実に楽しい時間を過ごすことができました!

 ただ一年で1番日差しが強いと言われる5月開催。山岳部ということもありで日差しがギンギンである。初日の私は日傘を持っていたにもかかわらずこれを使用せず。おかげさまで日焼けという名の大やけどを負いました。皮剥くのが楽しいです、ハイ。この日はたまたま気温が低下しており涼しかったのですが、ここ数年の5月は猛暑日になることが多いため日差し・熱中症対策は必須レベルですのでみなさまご注意を。

 以上、第48回美濃焼まつりに行ってきましたのお話でした!今回買ったお皿…まあお皿ほとんど買ってないんですけど。買ったものは別の機会にでも自慢させていただきたく思いますので、その時にお付き合い頂ければ!それではまた!

店主紹介
気楽なスタッフ
気楽なスタッフ
現役サラリーマン
現在20代後半。大学生の時に観たドキュメンタリーがきっかけでうつわに魅了された男。

「ひとりでも多くの人がうつわに込められたメッセージを楽しんでほしい!」をテーマに活動すべく、個性豊かな愛用のうつわに振り回されつつ生活をしている。

愛用のうつわは笠間焼、備前焼、九谷焼きなど日本陶磁器が中心。西洋磁器はウェッジウッド、マイセンがお気に入り。食空間コーディネーター3級を持っています。

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