日本文化は四季を味わう文化
いらっしゃいませ!
これからのグローバル時代には、自分の国の文化を知ることは大事だよ!ぜひとも日本文化を楽しんでね!という心意気でリスタートした本サイトでしたが…
で、結局のところ日本文化ってなんなのさ?
という話は語っていませんでしたよね。今回はここに切り込んでまいりましょう。
さて、日本文化とは何なのか。これにはまあいろんな回答があると思うのですが、現段階の私の結論としては「日本文化は四季を味わう文化である」と言えるでしょう。
みなさんの生活でもこんな覚えはありませんか?
チラシの広告をみれば「今が旬!!」という文字が踊り、コメ不足の不安感などどこ吹く風と言わんばかりの「新米」の2文字。終いにはフランス本土では「あれはワインじゃない」とすら言われるボジョレー・ヌーヴォ※を毎年ハードルを上げながら世界で一番楽しんでいる始末。
こうしてみると我々日本人は季節を追うことに余念がありません。
※ワインは2年寝かせるというフランス鉄の掟をやぶり、強引にその年のワインを発売するボジョレー・ヌーヴォ。消費量は日本がダントツに高い。

日本人の季節へのこだわりが特に現れるのは食文化です。和食文化は数年前にユネスコ無形文化遺産に登録されました。いわゆる世界遺産です。
世界遺産登録の際にはユネスコによる認定基準が公表されるのですが、和食はというと「食材や食器をもちいた季節表現」と明記されているんです。ここで注目したいのが食材『や食器』という点ですね。日本食文化は料理だけでは成り立たないのです。


こちらは欧米圏や西洋圏の食事ですが、季節はいつだかわかりますか?
欧米圏のステーキプレートは通年で流通している食材である肉。耐熱性を重視したプレート。クロスやカトラリー類。あらゆる点を見ても推しはかることは難しいでしょう。
西洋圏の方は野菜や魚など旬の概念が現れやすい食材が見受けられますが、食器類は料理に集中しやすいシンプルな食器です。しかし料理以上の情報を得るのは難しく思います。
では和食はどうでしょうか?京都の料亭の様子を見てみましょう。

これはすぐ分かりそうですね!こちらは秋の料理になります!
銀杏の実やさつま芋を揚げて作ったイチョウの葉。中秋の名月の月見文化を思わせる丸く金色の酒杯や黒い艶のある漆器。ザっと挙げただけでも前菜ですらこれだけ季節感を感じさせる趣向が詰まっています。

さらに部屋に目を向けると満月の掛け軸。秋の草花の飾り付け。写真では伝わりませんが窓の外から響く鈴虫の音。空間そのものですら季節感を体現しているのです。
ご覧の通り食事というワンシーンを切り取っても日本文化は五感で味わえるほどに季節感の重視しているかがわかるかと思います。日本文化を楽しむコツは季節感!みなさんもを注目してみてくださいね!
というわけで今回はここまで。それではまた〜。

